2021年10月下旬に四国旅行をした際、帰路で利用した「オーシャン東九フェリー」。
私は徳島→東京の航路のみ利用したが、このフェリーは、福岡県北九州⇔徳島市⇔東京都有明の3地点を行き来しています。
また、この「オーシャン東九フェリー」は、東京都から他の都道府県へ移動する唯一のフェリーとなる。
そんな「オーシャン東九フェリー」の基本情報や、船内の設備等を詳しく記事にまとめましたので、乗船レポートという形でお送りします(^^)/
フェリー基本情報
フェリー名は「オーシャン東九フェリー」。
運航会社は、オーシャントランス株式会社というところ。
4艘で運航しており、それぞれの船舶名は、
- びざん
- どうご
- しまんと
- りつりん
となっており、四国の各4県をモチーフにしているようだ。
乗り場は、まず東京都有明港。
そして、徳島県徳島港。
最後に、福岡県新門司港。
運航スケジュールは、
●下り便
東京港 発 19:30(日祝は18:00発)
徳島港に翌日 13:20着 / 14:20発
北九州到着 3日目5:35(日祝6:30)
●上り便
北九州 発 19:00(日祝は18:00発)
徳島港に翌日 9:20着 / 11:20発
東京港到着 3日日 5:30(日祝6:00)
と、なっています。
一つ注意点として、東京から北九州まで行く場合、徳島で一時下船はできません。フェリーが停泊している間に、少しだけ徳島観光、ということはできないのでお気を付けください。
乗船に必要な旅客運賃はとてもシンプル。
基本運賃で、カプセルホテル形式の1ベッドを使用することができ、さらに個室料金を払えば個室を使用できる。
一人であっても複数人であっても、皆この料金。
例えば、私が乗船した徳島→東京間では、基本運賃が13,390円。個室料金が3,000円で、合計16,390円となる。(※実際にはWEB予約割引が適用され、15,390円だった。)
もし友人と二人で乗船した場合、二人とも16,390円払う必要があり、同部屋となる。
なんか変な気がするけど、まぁこのようなシステムです(^^;
自動車や二輪車等の運賃は、オーシャン東九フェリー公式HP(https://www.otf.jp/fee.html)でご確認ください。
主な設備・サービス
個室
個室は、2名用個室と4名用個室、そしてwithペットルームの3種類のみで、これまたシンプル。
私が実際に利用した2名個室はこんな感じ。
個室の内装もこれまたシンプル。
2名用個室だが、定員は3名となっているので、3人だったらこの部屋をあてがわれるかも。
結構狭いので、この個室を利用するのは一人の時だけにした方がいいと個人的には思います(^^;
この写真右側に写っているものがベッドになるので、これを倒して上下2段ベッドにすることができます。3人で利用する場合、残りの一人は布団を敷いて寝ることになるんだと思う。
でも布団を敷くための充分なスペースはありません(笑)
個室内には、風呂やシャワーはもちろん、洗面台もトイレもありません。
全て個室外の共用のものを使う必要があります(^▽^;)
う~ん…せめてトイレは欲しいところですね…。
また、アメニティ類も一切ありません(^^;
個室内の設備としては、
- テーブル
- テレビ
- 冷蔵庫
- 敷布団・掛け布団・枕
- スリッパ
これくらいしかありません。
そのため、タオルや歯ブラシは持ち込むようにしましょう。(※フェリー内の自動販売機で購入することはできます。)
なお、テレビですが地上波は陸から離れた場所だと映りませんが、BS放送は常時見ることができました(^^)
使用できるコンセントは2口確認。
個別空調なので、温度調整は可能。
鍵は、カードキーではなく、普通の鍵になります。
ここは、個室の中では一番安い部屋だが、それでも窓があって部屋から海を眺めることができるのは高ポイント。
なお、「withペットルーム」という個室もあるようです。
その名のとおり、ペットを連れて入れる部屋ですが、どこにあるのかわからず詳細は不明です。
ドッグランなどの設備はないため、ペットとはこの個室内でのみ遊びましょう。
基本運賃のみで使用できる1ベッド
私は個室を利用したが、基本運賃のみで使用できるのがカプセルホテル形式の1ベッド。雑魚寝する部屋やプランもないので、ここが一番安い運賃となります。
カーテンを引けば、ある程度のプライベート空間はできる。
コンセントも1口あるようです。
正直、個室の設備が充実しているとは言い難いため、今度乗る時はここでいいかな、と思ってます(^^;
食事
この「オーシャン東九フェリー」には残念ながらレストランはありません。
そのため、食べ物は全て自動販売機から調達することになります(^^;
コンビニで売っているような菓子パンもあるが、食事となると、冷凍食品になります。
こういったご飯ものや、パスタ・うどん・そばといった麺類、ハンバーグや焼き鳥などの一品ものとそれぞれ揃っている。
私が確認した限り、売り切れとかにはなっていなかったので、船内で長時間何も食べられないなんてことにはならないと思う。
電子レンジは10台弱くらいの数が並んであり、自由に使えます。
その他、給茶機も無料で使用でき、各種調味料も大量に置いてあるので使うことができます。
味はまぁ冷凍食品なのでそこそこです(^^;
うどん等は300円、ご飯ものは500~600円くらい。
海を眺めながら食べられる席も結構あります(^^♪
もし個室利用の場合は、もちろん個室内で食べることもできる。
レストランが無いのは残念な点でもあるが、一方で好きな時間に好きな場所で食べられる、というメリットもあるのかなと。
大浴場
この「オーシャン東九フェリー」には大浴場があります(^^♪
プールのようなシンプルな内装だけど、窓から海を眺められて優雅な気分に浸れます。
体の洗い場は7人分のスペースがありますが、
浴場の隣にシャワー室があるので、そちらでも洗うことができます(^^)/
どちらにもシャンプーとボディソープが備え付けられています。
脱衣所は鍵付きのロッカーのため、セキュリティ面も安心です(^^♪
ちなみにタオルは置いていない。個室のアメニティにもないので、自分で持参したタオルを使う必要があります。(※自動販売機での販売はあります。)
大浴場の利用時間は、24時間いつでも可能です(^^)/
デッキ
デッキは非常に広々として気持ち良かったです(^^♪
でも柵が高くてちょっと残念…(^▽^;)
落下防止のためなので仕方ありませんね。
でも柵の間にカメラを入れれば柵無しで写真撮影することは可能です。
デッキは、夜間は出られませんでした。
時期によって変わると思うけど、私が乗船した時は、20:30~到着時(早朝)の間はデッキへの出入り禁止となっていました(>_<)
その他の設備・サービス
インターネット環境
残念ながら、この「オーシャン東九フェリー」には、Wi-Fi環境の用意はありませんでした。
自分の携帯電話(docomo)は、意外と繋がる時間帯がほとんどでした(^^)
ただし、個室内はちょっと繋がりづらかった。デッキや食事スペースの方が繋がりやすいと思います。
喫煙所
喫煙所は、2か所にあります。
喫煙所以外の場所は全面禁煙となっております。
ゲームコーナー
ゲームコーナーは小さいスペースに、写真左側の景品ゲームとスロットマシーンが6台程あるくらい。
暇な時はこちらへどうぞ。
コインランドリー
有料ですが、コインランドリーもあります。
洗濯、乾燥も可能。
コインロッカー
個室以外で宿泊の場合は、こちらのコインロッカーに貴重品を入れておけば安心。
100円硬貨が必要だが、返却方式なので実質無料で使用できます(^^)/
ただし、大き目のロッカーは有料なので注意。
なお、食事スペースに両替機もあるので、細かいお金が無くても大丈夫です。
自動販売機
各種自動販売機があります。
水(500ml)が110円。その他ソフトドリンクが110円~160円と良心的な設定になっています(^^)/
その他、発泡酒(350ml)や缶チューハイ(350ml)が150円。
ビール(350ml)は250円ほど。
アメニティ系も自動販売機で売っています。
歯ブラシやタオルが無い場合はここで購入しましょう。
シャンプーやボディソープは大浴場に備え付けられているので購入する必要はありません。
その他
- ショップ
- 共用トイレ
- 共用洗面所
があります。
個室内には、トイレも洗面所もないため、乗船者全員の共用となります。
また、東京着の場合、東京有明港から最寄り駅(りんかい線の国際展示場駅)までの送迎車を有料(210円)で利用することができます(^^)/
乗船した感想
良かった点
- 大浴場が、清潔感があってgood
- デッキが広い(※柵が高いのは少々残念だけど)
- 個室利用料金が安価
大浴場があること自体嬉しいし、清潔感もあり綺麗に整備されていたのが良かった(^^♪
あとは、個室利用料金がたった3,000円というのも安価で嬉しいポイントだと思いました。
少し残念な点
- レストランがない
- 個室内の設備が少ない・アメニティがない
- 無料Wi-Fi設備がない
- 暇つぶしできる設備が少ない
短時間なら問題ないが、長時間となるとレストランがないのはさすがにちょっと不満(^^;
個室内の設備もちょっと貧弱。せめてトイレと洗面所だけでもあればいいんだけど…。でもその分個室利用料金が安いということなんでしょうけどね…。
まとめ
今回も移動手段プラスアルファで船旅自体を楽しめました(^^♪
今回ご紹介した「オーシャン東九フェリー」は、大浴場があるのが高ポイント。
でも正直言うと、レストランが無かったり、個室内の設備が貧弱なのがちょっと残念(^^;
先日、大洗から苫小牧間で乗船した「商船三井フェリー」の方が満足度は高かったです(^▽^;)
でも、東京都内発着なのは貴重だし、徳島や福岡までマイカーやバイクで旅行したい人には嬉しい移動手段。
オーシャン東九フェリー公式HP→https://www.otf.jp/index.html
以上で乗船レポートを終わりにします。
最後までご覧いただきありがとうございました(^^)/
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